先月より世間を騒がせている吉本興業の一連の事件、社長までもが出て来て問題の流れが何やら大きくなってる感があります。
ただ、今後の流れとして忘れてはいけない事がある。
それは、根本的な元凶になっている反社会勢力を排除しなければならないという問題である。
昨今、暴対法などの効果が出てきていわゆる暴力団の弱体化が数字上は出ているようだ。テレビなどでも組織を畳むと公安に申し出が幾つあったなどの報道を目にしたりもする。
ただ、問題はそう簡単ではなく、ただ暴力団の組織には属しては居ないが、やっていることはまんま暴力団のそれな集団が増えてしまった気がする。延いては、そうした裏の組織が総じて暴力団の資金源になってるのであろう事など、想像に容易い。
そしてそれら組織とどう戦い、どう潰して行くかのガイドラインは残念ながらメソッドとして世の中になかなか転がって居ない。
暴力団を弱体化することで逆に潜ってしまって分かりにくい環境が出来てしまったとも言える。まるで、googleを嫌って一般人がたどり着きにくいダークウェブが存在するかのように。
しかし、私達一般人が実害を被らないために出来る事もある。
最近はSNSなどで個人が情報を発信し、拡散させる事が出来る。youtubeやFacebook、instagramなど有用な情報であれば、インフルエンサーが拡散してくれる。
実例としては、youtubeなどの動画で詐欺グループにあえて騙されているフリをして電話を掛けエンターテイメントとして見せたり、ツイッターなどで偽の請求通知はがきが嘘であると拡散させたりなどだ。
まだまだムーブメントとしては微弱ではあるが、そうした一般の方が出来る簡単な事で被害が少しは減るかも知れないし、確実にダメージは与えることが出来るかも知れません。
問題の深淵はもっと深い人間の心理的なところだったり、そうした組織に関与している方々の問題だったり、なかなか根絶とは行かないかも知れませんが、我々の知恵と勇気で、自分や自分の身内がそうした連中から距離を置くことが出来るかも知れません。
今後第二の吉本興業を出さない為に、そして我々がどうすれば被害に合わないかなどを考える良い機会になれぱと思います。